2016年3月25日金曜日

象神崖(岡谷市横河川):糸魚川-静岡構造線との関連?

象神崖(岡谷市横河川):糸魚川-静岡構造線との関連?

2016 年 3 月 1 日,デリシア岡谷店の南側入り口から見た象神崖の遠景である。

象神崖(岡谷市横河川・菅の沢)をアップルランド・デリシア岡谷店から臨む。

岡谷市の地形・地質学的ランドマークと言える崖崩れ跡である。諏訪の自然誌・地質編(諏訪教育会,1975)によると,北西-南東に伸びる象神崖断層が確認された場所でもあり,雪が積もっている時期は,特に,目立つ。

グーグルマップでも,その崖崩れの様子が,はっきりと分かる。赤線が,諏訪の自然誌・地質編に記された象神崖断層。

象神崖断層のような横河川上流を横切る NW-SE 方向の断層は,塩嶺層が堆積した第四紀後半以降に活動したものでろう。諏訪盆地を横切る糸魚川-静岡構造線系の活断層の歴史を考える上でも興味深い。

しかし,この地形に,デリシア岡谷店に出入りする人々は,ほとんど気づかないようで残念だ。

2016年2月12日金曜日

諏訪湖に飛来したアメリカコハクチョウ

諏訪湖に飛来したアメリカコハクチョウ

諏訪湖に飛来したアメリカコハクチョウ Cygnus columbianus columbianus を見てきた。次の写真は, 2016 年 2 月 1 日のもので,遠くの湖面には氷が見られた頃だ。

諏訪湖のコハクチョウ

上の写真を,拡大したのが次の写真。

諏訪湖のアメリカコハクチョウ

数多く見られるコハクチョウ C. c. bewickii に混じって,写真左上に見える,くちばしが真っ黒に近い個体がアメリカコハクチョウである。体も,アメリカコハクチョウのほうが,やや大きめで,何となく堂々としているように見える。

幸運のシンボルなのか,最近は,このアメリカコハクチョウを目当てに訪れる人も多くなってきた。