2013年6月21日金曜日

日本共産党・辰野町議・根橋俊夫氏のこと: 政党人としての資質

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今年,2016年も,辰野ほたる祭りが開催されている。しかし相変わらず,ほたる鑑賞の観光客に向けては,地元のホタルを保護し増やしたかのような,事実を捻じ曲げた説明をしている。現在,松尾峡で多数のホタルが見られるのは,県外から外来種ホタルを買ってきたり,譲られたりして増殖させた結果である。

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以下は,2013年6月21-30日の記事

辰野町の移入ホタル問題に関して,この町以外の共産党議員に聞いて分かったことがある。党の主張や理念に忠実な議員と,それに縛られずに行動する議員がいるということである。共産党というと,党議拘束きっちり,というイメージがあっただけに意外であった。

後者のタイプの議員は,良く言えば,柔軟な考え方をするのだろうが,党の主張を考慮して投票したりすれば,とんだ食わせ物,ニセモノ共産党員ということになる。今風に言えば,なんちゃって共産党員,ということになる。その典型が,辰野町議・根橋俊夫氏だろう。

その彼が最近,ブログTwitterを始めたことを知った。

しかしながら,彼のブログ冒頭を見て,びっくり仰天である。

なんと,環境保護活動,と書いているではないか!

この人は,在来ホタル保護活動には不熱心で,辰野町ホタル保護条例改正にあたっても,移入ホタル対策や在来ホタル保護に,何の質問もせず,疑問も持たなかった人である。

2008年から施行されている生物多様性基本法は,国会で共産党も賛成し(第169通常国会),可決・成立した法律である。それにもかかわらず,移入ホタル問題に知らん顔している根橋俊夫氏は,共産党議員としての職務を果たしてない,ということである。

おそらく,こういう議員は,生物多様性基本法とか,COP10とか,ろくに知らないし,まともに勉強してないのだろう。あるいは,共産党機関紙「赤旗」に書かれた,これらの関連記事すら,まともに理解してないのかもしれない。しかし,それでは政党人として失格である。それならそれで,離党して無所属議員として活動してもらいたいものだ。

この問題の経緯は,ヤフー知恵ノート
長野県辰野のホタル再考: 観光用の移入蛍で絶滅した地元蛍 松尾峡ほたる祭りの背景にあるもの
にも書いた。

それを読めば分かるが,この町の移入ホタル事業は,経済利益優先なのである。在来ホタル生態系を保護しようなどという考えは微塵もないのである。それどころか,移入した歴史的事実も,在来ホタルを絶滅させた生物学的事実も,観光客には伏せたまま,辰野ほたる祭りを実行しているのである。その政策に全面的に賛成している1人が,根橋俊夫氏なのである。

辰野町松尾峡の移入ホタル問題を巡っては,いくつも新聞に書かれ,長野県自然保護課からも連絡が入り,役場の職員が「迷惑だ!」と言うほどジャンジャン電話がかかってきたのである。

しかしながら,根橋俊夫氏,およびもう1人の共産党町議・永原良子氏を含む,辰野町議会は,これらを問題を議会で質問すらしていない。

辰野町ホタル保護条例改正にあたっても,移入ホタル対策や在来ホタル保護に関して,質問すら全くせず,まるで小学校の学級会のごとく,「意義な~し!」で,改正条例を成立させた1人が根橋俊夫氏である。

もちろん,これらの問題を彼が知っての上での話である。

観光用に県外から移入したホタルを増殖させ,経済的利益のために天然(在来)ホタルより移入ホタル優先する。移入ホタルを使っていることや,それで地元の在来ホタルが滅んだことは観光客に明かさない。これが,現町長・矢ヶ崎克彦氏の政策である。つまり,移入(外来)ホタルであることを隠しての町おこしでなのある。

矢ヶ崎氏自身は,国政選挙で自民党を支持する町長だから,このような政策をとるのは普通の意識なのかもしれない。しかし,繰り返すが,それを全面的に支持し追従しているのが,辰野町共産党なのである。

共産党委員長・志位和夫氏はTwitterで次のように述べている。
「恐慌、失業、貧困と格差、環境破壊などの矛盾を、人類は乗り越えることはできないのか?  私達はそうは考えていません。資本主義という利潤第一主義の社会を乗り越えて未来社会」

こと環境問題に関しては,志位氏の考えに逆行しているのが,辰野町共産党なのである。

前回町長選(2009年)でも,共産党は,とりあえず?赤羽公彦氏を支援したようだが,積極的に独自候補を擁立したわけではなかった。それはそうだろう,と思った。今述べたように,実は,矢ケ崎町長の政策を支持しているのである。同じ穴のむじなが,面と向かって反旗を翻すなど,できるはずがない。

上記ヤフー知恵ノートにも書いたが,松尾峡の移入ホタル問題を,「なぜ新聞記者に話した!」と私は辰野町役場で怒鳴られているのである。

しかし,この環境保護を謳う根橋俊夫氏は,知らん顔なのである。環境保護どころか,人権保護の感覚さえ欠如してるのでないかと思われる人物の姿がここにある。

根橋氏のTwitterによると,ご本人は
“「身土不二」という言葉の意味を考えて農業に従事”
しているのだそうだ。身土不二?きっとこれは,外来のものを大切に,という思想なのだろう。

根橋氏だけでなく,もう1人の共産党町議,永原良子氏も全く同じ態度である。この辰野町の移入ホタル問題と,二人の町議の態度を,共産党長野県委員会にも伝えたが,無回答,無反応。どう考えているんだろうか?

他党の政治家が見過ごすことを追及してこそ共産党の存在価値がある,と私は思っていた。

例えば,私の地元,岡谷市では塩嶺病院に看護学校を設置する計画がある。しかし,そこに活断層が存在する可能性があり,その調査の必要性を市議会で取り上げたのが,ただひとり今井秀実・共産党市議であった。

あるいは,2010年参院選・長野県選挙区から,共産党候補として出馬した中野早苗氏の活動も見て欲しい。長野市のホタル生息地の清掃で,彼女は外来のセイヨウタンポポを偶然見つけ,それを駆除しているのである。このような行動は,日常から,外来生物問題に関心がないと,なかなかできないことである。さらに中野氏は,自身のコラム「散歩道」の中の「再び上野のホタル」というウェブページで,「辰野などはホタルが少ないときは数十万匹単位で輸入していると聞きました。」と辰野の外来種ホタルについて触れているのである。

一方で,辰野町の共産党町議,根橋・永原両氏は,これらとは真逆の態度を取る政治家なのである。特に根橋氏のように,環境保護活動をしている,などと言う政治家には,大言壮語と言うしかない。

今度の参議院選挙では,長野選挙区から,唐沢ちあき氏が立候補したが落選。根橋,永原両氏の態度をどう思うか,彼女にも辰野の移入ホタルについて考えを聞いてみたかった。

このトンデモ町議に関連して,以下のページも参照。

日本共産党って何?愛知県東郷町の町議・門原武志氏のコメントを巡って

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2013年8月11日追記

それにしても,このトンデモ共産党町議,根橋俊夫氏のことを,他地域の共産党員に話すと,必ずと言って良いほど,共産党本部に言え,と逃げられてしまう。例えば,兵庫県西宮市の元市議・阿波角(あわかく)孝治氏や愛知県東郷町の町議・門原(かどはら)武志氏のコメントがその例である。私に反論するのでもなければ,根橋氏らを批判するのでもない,結局,自分たちの意見を言えない政党なのだろうか?しかも,そう言われて共産党本部に伝えても,結局,ず~っと無回答なのである。最初に共産党本部にメールしたのが,2011年6月下旬。それから何の回答もない。

なおこのように,門原氏らが自らの意見を述べないことを批判したら,門原氏から以下のコメントが返ってきた。
党本部に問い合わせても無回答との由、事実ならば残念です。一方、貴殿は、党本部に問い合わせてほしいとの私の示唆をブログに追記し非難しておられます。しかし組織人として当然の初動をしたまでで非難される覚えはありません。

党本部に問い合わせるように告げることは,彼の言うとおり,組織人として当然の初動なのかもしれない。しかし,私が聞きたかったのは,門原氏らが自らどう思っているかであった。それを全く述べないから,逃げている,と表現したのである。政治家に何らかの質問した時,「党本部に聞いてくれ」だけ済ませるコメントなど,まず聞いたことが無い。

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2014年1月1日追記

根橋俊夫氏のブログTwitterは,昨年(2013年)の衆院選(7月21日)直後で停止しているようだ。共産党の選挙対策の一環なのか。彼は後述するように,「なんちゃって共産党員」みたいな人物だから,とりあえず党の選挙戦略に従っただけなのかもしれない。自ら党の主張を世に伝えようなどとは思いもしない人物なのだろう。もし,党に言われたからそれをやった,というだけなら,そもそも政党人としての資質に欠ける人物が政治家をやっていると言える。

同じ町議でも,上記の門原武志氏のように,さかんに意見を発信していると,賛同できない意見であっても考えてみよう,という気を起こさせる。根橋氏のように,ブログもTwitterも国政選挙前後に,おざなりにやっただけ,しかもこちらからの質問にはまるで答えない,知らん顔,という議員には,背筋が凍るような不気味さを感じる。その人物が個人として,そして共産党の政治家として,何を考えているか全然分からないのである。

私(井口豊)のところに,岡谷市の共産党員の方々が,赤旗購読や,さらには入党まで勧めに来ることがあるが,根橋氏のような無為無策,恥知らずな人物がいる政党を支持するわけにはいかないと口頭で伝え,赤旗購読も入党も丁重に断っている。


Profile

井口豊




2013年6月20日木曜日

全国ホタル研究会の表紙が華麗になっている


全国ホタル研究会会誌の表紙が,近年かなり華麗になってきた。

下の左が,2003年沖縄・久米島大会の表紙
その右が,10年後の,今年2013年福岡・北九州大会の表紙

今年の表紙は,北九州の国定公園・平尾台の写真。こちらの表新のほうが,はるかに人目を引く。

もちろん,研究会誌なのだから,内容が問題であり,その点,新旧の会誌の重要度に差は無い。しかしながら,日本各地で大会が行われ,しかも自然保護・生物多様性保全を唱える研究会なのだから,今回のように,その地方を象徴する「自然景観」を表した表紙にしてほしいと願っている。



2013年6月14日金曜日

全国ホタル研究会・第46回大会(福岡県北九州市)無事終了


今年の全国ホタル研究会・第46回大会は,福岡県北九州市・北九州国際会議場,6月7日(金)~9日(日)に開催され,無事終了した。

様々な専門的な研究発表があったが,その合間に行われた久米島ホタレンジャーの子供たちによる人形劇「山のくみ汁」が出色であった。





普通の研究会や学会では,なかなか見られないものである。

がんばれ,久米島ホタレンジャーの諸君!

この大会で,草桶秀夫・福井工大教授が,辰野のゲンジボタルDNA分析結果を改めて示し,松尾峡では関西からの移入ホタルが養殖されていると結論づけた。

木村和裕・日和佳政・草桶秀夫
ゲンジボタルの遺伝子解析による人為的放流か自然発生かの判別法 

その上で草桶氏は,ホタル養殖に関して,全国の自治体に情報公開を呼びかけた。

ホタルを移入した場合,あるいは,移入であることが判明した場合,少なくとも役場や役所など自治体が関わるホタル飼育事業であるならば,移入元を公表するのが自治体の責務だ,と草桶氏は訴えたのである。私も全く同意見である。


2013年6月5日水曜日

2013年全国ホタル研究会とほたるサミット: 辰野町サミット休会中の話題も含めて


今年(2013年)の全国ホタル研究会は,北九州国際会議場(北九州市小倉北区)において,6月7日(金)~9日(日)に開催される。ほたるサミットと合同シンポジウムもおこなわれる。

ほたるサミット参加市町は,愛知県阿久比町(あぐいちょう),滋賀県米原市(まいばらし),和歌山県紀の川市(きのかわし),岡山県真庭市(まにわし),山口県下関市(しものせきし),福岡県北九州市(きたきゅうしゅうし)の6市町。本来は7市町で,実は辰野町も加入しているが,なぜか,辰野町だけ長期?休会中である。

辰野町が,ホタルを観光の目玉と考え,松尾峡をホタル鑑賞スポットと考えるなら,ほたるサミットに出席して,そのホタルを売り込んで,町おこしの宣伝をすれば良さそうなものである。しかしながら,なぜか,そうしないのである。

辰野町では,天然ゲンジボタルの生息を絶やしてしまうほど,県外から観光用に大量のゲンジボタルを松尾峡に移入した。さらに,「里山の自然」を壊してまでも,遊具施設「ほたる童謡公園」を作り,観光客用の駐車場を作った。

しかも,これらのことを新聞などに言うことは迷惑だと,苦情を言う辰野町役場。

さらに,松尾峡における生物多様性破壊の事実を記したウィキペディアの記事を意図的に削除。

そこまで,ホタル観光ビジネス?を重視しているのに,ほたるサミットや全国ホタル研究会には参加出席しないのである。

不思議な町,辰野町である。