2011年10月12日水曜日

辰野町パラグライダー女児に激突事故: 続報


昨日のブログの続報である

パラグライダー着陸予定地が不許可であったとの一部テレビ報道を聞いたときは,正直言って驚いた。私の知る限り,何年も前から着陸場所として使われてきたと思ったからである。このテレビ報道では,町には全く責任ないかのような話である。

しかし今日の新聞各紙を見て,やはり誤報だと分かった。さすがに,「不許可地点」などとは書いていない。地元紙,たつの新聞によると,「20年も前のことで,着陸場所の許可の経緯は不明」と町は説明している。読売新聞や中日新聞によると,「離陸場所だけを町が整備したが,着陸場所は利用者任せだった」という事実が判明してきた。

着陸予定地は不許可だった,と断定的に言われるのと全く印象が異なる。事故の加害責任は重大だが,一方的に彼に責任を押し付け,町の対応をうやむやにするのは疑問である。

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松尾峡ホタル盗難事件

そういえば,この町役場,2009年に,この童謡公園の県天然記念物指定地域でホタルを無断採集した男性を岡谷警察署に突き出し,県文化財保護条例違反で地検伊那支部に送検させたことがあった。

このときも,一部報道では,「天然記念物指定地域で」となっていたが,岡谷署に聞いたら,「その近く」だと言う。しかも,生息地を壊したというわけではなく,「単にホタルを捕まえたという微罪」だと言うのである。この際,町役場からは,移入養殖された外来種ホタルということは一切聞かされず,私の話で初めて知ったと言われた。なんでこんな微罪に大騒ぎするのか,とも言われた。

ちなみに,しばしば誤解されるが,ここのホタルの生息場所が天然記念物なのであって,ホタルそのものは天然記念物ではない。それが県外からホタルを大量移入しても問題とならない一因でもあった。

このホタル盗難事件について,地検伊那支部にも問い合わせた。その職員は,窃盗事件じゃないか,と言ったが,県で文化財保護条例違反と言うなら,そういう観点で調べる,とのことであった。私は,「盗んだのは,町が隠す移入ホタルであることは知っておいて欲しい」と述べ,資料も渡した。

結局,この「ホタル盗難事件」は起訴猶予処分となった。

町役場は,捕獲されたホタルが,養殖された移入外来種ホタルであるとは一切言わず,あくまで,天然記念物にこだわって,その男性の処罰を望んだようだ。

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今回のパラグライダー事故,着陸予定地が不許可であったとのテレビ報道を見て,ホタル盗難事件を思い出し,辰野町はまた責任逃れしようとしていると思ったが,翌日の新聞のいくつかが正確な記事を書いてくれたホッとした。

それにしても,ホタル生息地を破壊せずとも警察に突き出しているのである。そこにパラグライダーが頻繁に降りることは黙認していた(中日新聞)というのは変ではないか。

移入ホタルの弊害を辰野町役場に何度言っても,「観光に役立つからいいじゃないか」というような返答ばかりである。

パラグライダー離陸場所を整備し,愛好家で町が賑わえば良いとする,またまた経済優先の町の考えなのだろうか?