2011年5月30日月曜日

回帰分析とは,相関との違いは?


回帰と相関,知っているようで知らない,その本質

インターネット上の情報は,玉石混交と言われるが,科学的説明に関しても,時折,驚くような誤解に出くわす。

今回,私はHP上で,最小二乗法による直線回帰について解説したので,参考にしてほしい。
http://www.ab.auone-net.jp/~biology/regline/regline.htm

最小二乗法は頻繁に行われる直線近似法である。EXCELなどの表計算ソフトでも容易に出来る。しかし,それがゆえに,どんな計算法か知らずに適用されてきているのも事実である。インターネット上で見つけた誤解例でも,理系人間を自称するその人自身が全く理解していない,という例であった。それに対し,私が繰り返し誤りを指摘したが,本人は全く理解できなかった。
http://okwave.jp/qa/q6733154.html

例えば,その回答者は,「最小二乗法は,x, y方向を最小とする」とか,「回帰の本質は45度の線を書くこと」とか,びっくりするような解説を与えていた。

回帰と言っても,曲線もあれば,多重回帰もある。
これらでは,45度にすら出来ない,のに,以上のような回答である。

まして,「x, y方向を最小」などという説明は,通常の最小二乗法((Ordinary Least Square: OLS)では,全く間違いである。

しかし,考えてみると,同様な誤解は結構多いのではないか,という気もしている。そこで,改めて,回帰と相関について,上記HPで,理論,応用の両面から考えてみた。

2011年5月25日水曜日

長野県辰野町・ホタル保護条例改正

2010年1月1日から,辰野町で,改正ホタル保護条例が施行された。

この施行を前にして,昨年,松尾峡の移入ゲンジボタルが周辺の在来ゲンジボタルに与える影響を軽減するため,両者を区別して保護してほしい,と私は辰野町役場に申し入れた。

しかし,「全体として増えれば,在来ゲンジボタルが減るのも仕方ない」という相変わらずの主張で,私の申し入れは改正条例に全く盛り込まれなかった。

町議会も全員,この役場の見解を質疑することなく承認し,改正保護条例が成立・施行された。

今年も,ホタル成虫の出現シーズンが近づいてきた。しかし,改正ホタル保護条例の成立・施行に当たって,このような経緯があったことも是非知ってほしい。

2011年5月4日水曜日

大鹿村の中央構造線

長野県南部,大鹿村で見られる中央構造線


中央構造線は,九州から,四国,紀伊半島を通り,諏訪湖に達する大断層である。
大鹿村では,その断層が明瞭に観察され,中央構造線博物館は,その断層上にある。

次の写真は,博物館裏手に見える崖崩れ跡で,1961年の水害で出来たものである。


露出している白っぽい岩石(雪ではない!)は,いわゆる「鹿塩(かしお)マイロナイト」。大学地学の教科書にも出てくる,断層のずれによって変形・変質して出来た有名な岩石。

写真の崖崩れ跡を見て分かるように,この岩石はもろく崩れやすいが,この大鹿村近くで,この断層をトンネルで横切って通過させようと計画されているのが中央リニア新幹線である。

中央構造線に沿って,この大鹿村北方には,分坑峠があり,最近パワースポットとしてテレビでも取り上げられる。博物館にも,このパワースポットについて質問するお客さんたちが来ていて,少々びっくり。

余談だが,この付近は,サルが頻繁に見られる。

桃が満開!

諏訪地方も桜が散り始め,今は桃が満開!
写真は中央道・諏訪湖サービスエリア下にある桃。

ただし,ここ2,3日,黄砂の影響で景色が霞んでいる。